TB4(その8:復活!そして終焉へ)
3月12日に「早くもリタイヤか!?」と書いてから9ヶ月。
12月9日のアクアモデラーミーティングにおいて「ドリームマシン★フェスティバル『サンダーバード4号編』を完結させる」という松井さんの呼びかけに応えて、長いことバラバラのまま放っておかれた私のTB4も、大手術のうえ復活を遂げたのでありました。
仕様:
プライズ品の船体にインドアレーサーのメカを移植。
2chでモーターと舵を操作
舵は潜舵と縦舵がリンクし、旋回しつつ潜航・浮上
ノズルに取り付けたスクリューが(ノズルごと)回転することで推進
減速比5:1程度
電源は単4電池3本
3月にリタイヤを覚悟したトラブルとは、走行を始めるとだんだんとモーターが回らなくなっていくというものでした。対処方法としてはメカを丸ごと交換することしか考えられず、となるとこれ以上作り続けることは無理との判断だったのです。
7月に進水したJ.AMANOさんのTB4が、ポンプジェット可変ノズル方式でほぼ完璧な走りをしていたので、私のはもう出番がないなと思っていたのも事実です。
それが10月に松井さんにお会いして、12月にまとめると聞いたときにナニカが降ってきたんですよね~(^^;
「どうせ動かすのは1日だけだ」
モーターをマブチの水中モーターS-1から、インドアレーサーオリジナルのモーターに換装してしまおう。ケースのないローターむき出しのモーターだけど防水はしないよ!
S-1は定格以上の電圧で回していたので、ここは不安要素を排除するのだ。
モーターは使用後にキチンとメンテすれば錆びることはないだろう。もし壊れても1日動けば御の字!!
で、こんな感じにモーターを取り付けました。
ケースが無い分、遊んだあと湿気を飛ばすのは楽そうですね。
スクリューは以前の透明プラ板ではなく、細切りのアルミ板をノズルに差し込んで手でひねってピッチを付けてあります。
水中では見えなくなる透明プラ板と違い、目立つ上に効率がよくないのは分かっております。はい。
2度目の進水。
コクピットに水が入っているのが見えますでしょうか。バランスの関係でコクピットは完全に水没します。
パイロットも水の中です(^^;
動かしたらどうだったかについては、冒頭の動画参照。
まーしょうがないっすねー。こんなもんすよ。
とにかく1日、最後までモーターが止まることなく動かせたということだけで良しとしましょう!
パワーが無くてスピードが出てませんが、もともと1/43のミニカー用ラジコンメカを流用してるんですから無理は承知。パワー以外の問題としてサーボのガチャつきがありましたが、これも配線をいろいろといじったことによるものでしょう。
こうした完成品のラジコンはギリギリの設計がされているので、流用は難しいってことを再認識しましたよ。
さらに水の抵抗も思った以上に大きく、2ミリネジで固定していた3枚の舵を動かすリンクがずれるずれる。舵の切れ角が小さいことも加えて、曲がれず潜れずでジタバタしてしまいました。
ドリームマシン★フェスティバル参加作品たち
手前のが私の、真ん中がJ.AMANOさんの作、右がRC艦隊さんの作
私のは下向きに舵が出てるので台に乗ってます。
(ちなみにRC艦隊さんのはドンガラのみでした。真の作品は後ろに控えているコンテナだったりして…)
J.AMANOさんのTB4は完璧でしたよ!
ちょっとネタばらしすると1個のモーターで2個の遠心ポンプを駆動し、左右のノズルから水を噴射して推進するのですが、ノズル先端を2個のサーボで別々に動かして噴射方向を変え、左右上下の運動を可能にしているのです。可変方向が斜めであるところがミソかな。ヒコーキラジコンの世界で言うところの「Vテールミキシング」になっているとのこと。
舵のない宇宙船モデルなどの操作方法としては、ほぼ決定版と言えるんじゃないでしょうか!!
そんなわけで私のTB4は12月9日の追浜をもって今度こそ引退です。
メカは機会があったらもっと小型の艦船に移植することになると思います。
いろいろ落ち込んだりもするけれど、モーターは今も元気です。
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