ドリームマシンフェスティバル

2007.12.19

TB4(その8:復活!そして終焉へ)

3月12日に「早くもリタイヤか!?」と書いてから9ヶ月。

12月9日のアクアモデラーミーティングにおいて「ドリームマシン★フェスティバル『サンダーバード4号編』を完結させる」という松井さんの呼びかけに応えて、長いことバラバラのまま放っておかれた私のTB4も、大手術のうえ復活を遂げたのでありました。

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みずよん版R/Cサンダーバード4号最終形態

仕様:
プライズ品の船体にインドアレーサーのメカを移植。
2chでモーターと舵を操作
舵は潜舵と縦舵がリンクし、旋回しつつ潜航・浮上
ノズルに取り付けたスクリューが(ノズルごと)回転することで推進
減速比5:1程度
電源は単4電池3本

3月にリタイヤを覚悟したトラブルとは、走行を始めるとだんだんとモーターが回らなくなっていくというものでした。対処方法としてはメカを丸ごと交換することしか考えられず、となるとこれ以上作り続けることは無理との判断だったのです。

7月に進水したJ.AMANOさんのTB4が、ポンプジェット可変ノズル方式でほぼ完璧な走りをしていたので、私のはもう出番がないなと思っていたのも事実です。

それが10月に松井さんにお会いして、12月にまとめると聞いたときにナニカが降ってきたんですよね~(^^;

「どうせ動かすのは1日だけだ」

モーターをマブチの水中モーターS-1から、インドアレーサーオリジナルのモーターに換装してしまおう。ケースのないローターむき出しのモーターだけど防水はしないよ!
S-1は定格以上の電圧で回していたので、ここは不安要素を排除するのだ。
モーターは使用後にキチンとメンテすれば錆びることはないだろう。もし壊れても1日動けば御の字!!

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で、こんな感じにモーターを取り付けました。
ケースが無い分、遊んだあと湿気を飛ばすのは楽そうですね。

スクリューは以前の透明プラ板ではなく、細切りのアルミ板をノズルに差し込んで手でひねってピッチを付けてあります。
水中では見えなくなる透明プラ板と違い、目立つ上に効率がよくないのは分かっております。はい。

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2度目の進水。
コクピットに水が入っているのが見えますでしょうか。バランスの関係でコクピットは完全に水没します。
パイロットも水の中です(^^;

動かしたらどうだったかについては、冒頭の動画参照。

まーしょうがないっすねー。こんなもんすよ。
とにかく1日、最後までモーターが止まることなく動かせたということだけで良しとしましょう!

パワーが無くてスピードが出てませんが、もともと1/43のミニカー用ラジコンメカを流用してるんですから無理は承知。パワー以外の問題としてサーボのガチャつきがありましたが、これも配線をいろいろといじったことによるものでしょう。
こうした完成品のラジコンはギリギリの設計がされているので、流用は難しいってことを再認識しましたよ。

さらに水の抵抗も思った以上に大きく、2ミリネジで固定していた3枚の舵を動かすリンクがずれるずれる。舵の切れ角が小さいことも加えて、曲がれず潜れずでジタバタしてしまいました。

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ドリームマシン★フェスティバル参加作品たち
手前のが私の、真ん中がJ.AMANOさんの作、右がRC艦隊さんの作
私のは下向きに舵が出てるので台に乗ってます。
(ちなみにRC艦隊さんのはドンガラのみでした。真の作品は後ろに控えているコンテナだったりして…)

J.AMANOさんのTB4は完璧でしたよ!
ちょっとネタばらしすると1個のモーターで2個の遠心ポンプを駆動し、左右のノズルから水を噴射して推進するのですが、ノズル先端を2個のサーボで別々に動かして噴射方向を変え、左右上下の運動を可能にしているのです。可変方向が斜めであるところがミソかな。ヒコーキラジコンの世界で言うところの「Vテールミキシング」になっているとのこと。

舵のない宇宙船モデルなどの操作方法としては、ほぼ決定版と言えるんじゃないでしょうか!!

そんなわけで私のTB4は12月9日の追浜をもって今度こそ引退です。
メカは機会があったらもっと小型の艦船に移植することになると思います。

いろいろ落ち込んだりもするけれど、モーターは今も元気です。

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2007.07.02

追浜ミーティング7月

5月以来の追浜です。
MJ号が進んでないので、今回は子連れで見学のみです。
hiroさんのMJ号と、J.AMANOさんのTB4を視察するのが主な目的。
ついでに水中カメラ用の新ツールのテストもちょこちょこと…。

105404m
まずはTOMさんのガトー級から。
「新ツール」というのは1280×960ドットで撮影できるキャプチャツール「MyCamera」のこと。
最高秒2コマで連射できるので、動くモノの撮影にも効果を発揮…の予定でした(^^;
どうしてもブレますねー。

とにかく数打ちゃ当たるでたくさん撮って、今回一番綺麗に撮れてたのがこれ。
ゲインも上がってるのでノイジーですが、雰囲気は出てるでしょ。

105845m
続いて今江さんのバチスカーフ「トリエステ」
やはりアップが良いですね。右でブレてるのは誰のアクアレーサーだろ?

110348m
海人党さんの「はるしお」が浮上しているときの、水面下の様子。

110918m
縦になってユラユラしている物体は何?今江さんのボートが沈没した瞬間なのでした。

122026m
TOMさんのDSRVを下から。こういうアングルは新鮮でしょ(^^)

123346m
今回のメインイベントのひとつ。J.AMANOさんのTB4。進水と同時にちゃんと走り出すのは流石!
頭下げが直らないのは調整可能ですし。
これでうちのTB4は心おきなく引退できます(^^;

123913m

もう1点。
hiroさんのMJ号も走り始めました。これで私のが完成すれば編隊飛行ができるんですなぁ。
早く作らねば(^^;

それにしても画質はこれ以上どうしようもないんですかねぇ。今度は禁断のレンズ交換に挑戦してみようかな。

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2007.03.12

TB4(その7:早くもリタイアか?)

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アクアモデラーミーティング(追浜)へ行ってきました。
本日の目的は、防水と本体翼を改良した「潜水Q」のテストと、TB4の本格的な進水。
「潜水Q」はまぁ、ボチボチと言いますか、延長した本体翼の効きは思惑通りでしたが、防水はパッキンを2重にしたらかえって浸水し、またもやレスキューのお世話になってしまいました。水深2メートルを超えると要注意ですな。危ないと思ったらすぐに回収しなくては(^^;

もう一件。TB4は肝心なところでトラブル発生!
「特殊スクリュー」とはノズル部分自体を回転させて、そこに取り付けた透明の羽をプロペラにして推進しようというものでしたが、4:1程度に減速しているにもかかわらず水の抵抗でペラの回転が止まってしまいました…。
それもいきなり止まるのではなく、だんだんゆっくりになって動かなくなるといった症状。
当初はアンテナやメカ部分が水没してどこかにショートが起こったのかと思いましたが、スクリューのみを水中に入れても同様のことが起こるので、原因は別にありそうです。

予想1.負荷がかかったモーターに大電流が流れ、電池の電圧が一時的に下がった。
予想2.大電流が流れたので基盤(インドアレーサー)の保護回路が働き電気をストップした。
予想3.モーターが死にかかっている。

結局よく分かりませんでした(^^;

メカは大部分本体に接着してしまったうえ、メカに合わせてギリギリの寸法で作ってあるため、他のメカに載せ替えるとなると一から作った方が早そうです。もう、モチベーションが下がる下がる(バキ
妄想倒れで早々にリタイアとなりそうです…。


※それでも数メートルは走らせたんですよ。それが潜り始めて「これはいける!」と期待したとたんにエンスト。がっかりですわ。
「特殊スクリュー」を諦め、モーターを外に露出させて単純にスクリューで走らせるって手もあるんですが、これは最後の手段ですね。

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2007.02.23

TB4(その6)

ひょっとして進水一番乗り?
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ドリームマシンフェスティバル」参加のサンダーバード4号があらかた組み上がったので、初めて水に入れてみました。
全備重量380グラム…ボディの素材は水に浮かず、浮力材のスペースも限られているので「追加の浮力材はどこに入れよう」などと考えつつ進水させましたが、意外にもあっさり浮いてしまいました(^^;

やや浮きすぎなので、かえってオモリを追加するようです。
(写真は調整用に鉛の板とナットを乗せたところ。同じナットをあと1個追加する予定)

とりあえずこれで一安心。これからドリフェスのサイトで記載された「特殊スクリュー」と「アーム可動式水流制御」の搭載に入ります(^^)

でも「特殊スクリュー」ってなんなんでしょうね(バキ

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進水テスト後に分解して乾燥中のTB4。
水中モーターの上に乗った黒いケースが電池BOX(単4電池3本)です。箱から飛び出しているのがスイッチ。全部組み上げた状態でもこのスイッチはon-offできます。
電池交換は右上にあるボディを外してから、BOX固定のナットを4個外して行います。
メンテの時以外はここまでバラさなくても大丈夫でしょう。
今は外してありますが、両サイドのふくらみは接着するつもり。

さて、残された工程は「走るようにする」ですな。「特殊スクリュー」は思った通りの推力を発生するのやら…。

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2007.02.12

TB4(その5)

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今日は多いよ(^^;

ようやく先が見えてきました。連休中にメカボックスの固定と舵(まだ取り付けてませんが)のリンクが完了。ボディも切り刻んでメカと干渉しないように大穴を開けました。

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角度替え。
ただまぁ、コクピットまで取り払ってしまったので、このままだとキャノピーから中が丸見え。大幅に上げ底になるけど、残ったパーツを配置してごまかすしかないかな。(おまけにコクピットの中は水没なのだ(^^;)

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舵のリンク。
メカボックスから伸びたロッドを前後させて、潜舵と縦舵を同時に動かします。ようするに左に曲がると潜る仕様。思惑通りに行くかどうかは進水してからだなぁ。
ロッドの動く距離が前後2ミリ程度しか無くて、舵を大きく切れないのが気になるポイント。これも進水してから調整しませう。

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その舵(の台座)。
まだ取り付けていませんが、舵は透明プラ板で作ってネジ止めするつもり。潜舵も同じく透明プラ板で作って…アームに溝掘って接着…かな?

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ボディを被せたところ。
2ミリネジ5本で固定します。

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さらにボディのパーツを乗せてみたところ。まだイメージトレーニング中。
電池は背中に乗せるので、その部分のボディの取り付け方法などもこれから考えねば。

でもこの調子なら早めに仕上がるかな(^^)
次の工程は防水電池ケースとスイッチだわさ。

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2007.02.05

TB4(その4)

あ~、2月になっちゃったよ。それももう5日(^^;
本体は進んでいませんがメカボックスだけUP(これも作ったのは先週…)。
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インドアレーサーの受信機、アンプ、サーボが一体になったユニットをアクリルケースに封入したものです。コレをモーターの前に固定してロッドで舵か何かを動かす予定。電池は別の所に置きます。たぶん上に積み重ねる感じになるのかな。

ちなみにこのケースは2個の“底部分”をがっちり接着しているので外せません。おそらくある程度の浸水はあると思われますが、2つ開けた穴(アルミテープが貼ってあるところ)から空気を送り込んで乾燥することにしています。ロッドもこのままでは防水が不完全なのでゴム風船を被せるつもり。

さ、次行ってみよ~。

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2007.01.27

TB4(その3)

すっかりご無沙汰してしまいましたが、TB4のその後の状況をお届けします。

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基本は足回り…ちゅうことで最初の関門、推進システムを作ってます。
シャフトを縦横に配置してクラウンギヤで回るようにして。これでどうしようというんでしょうね。

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横配置のシャフトに取り付けたクラウンギヤを、こうしてモーターで回します。
モーターのみ防水してギヤは水中にむきだし。水の抵抗は問題ですが、RE-140モーターを3.6ボルトで回すのでなんとかなるでしょう(^^;
モーターは以前「潜水Q」で使っていたもので、コンデンサー装着済み。インドアレーサーのラジコンで誤作動が起きないことも確認済みです。

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シャフトの位置の関係でモーターは若干外に飛び出てしまいました。
外観を損なうので評価はマイナスですな。
(でもおそらく、このあたりにはバラストを外付けすることになりそうです。まともには浮かない予感)

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コレが最新映像。ラジコンメカを防水ケースに入れてどこに置こうかとやっているところ。
実際にはリンケージの防水やケーブルの取り回しなどをちびちびと進めている状態。
これからボディも大幅に切り刻むことになる予定。今月中になんとかしたかったけど、なりそうもないな、こりゃ(^^;

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2006.12.19

TB4(その2)

現状です。
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プライズ品を分解したところ。
パーツ類は全て接着されているのですが、力を入れるとこのよう剥がれてバラバラになります。
部分的にドライバーを突っ込んでむりやり剥がしたところもありますが、わりかし綺麗にばらせたのではないかと…。

これにどうやって動力を組み込むかはまだ妄想段階。一応、メカの候補としてインドアレーサーを調達してあります。
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6台まとめて1万円というのを6人で共同購入(^^;
1750円で入手できたので心おきなく分解してしまいました。ステアリングサーボまで分解してしまったので、復元できるか心配ではあります。

さてさて、2chで潜航浮上できるんでしょーか!?

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2006.12.07

TB4

で、浮気しているというプロジェクトがこれ。
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日本ラジコン潜水艦普及委員会主催の「ドリームマシンフェスティバル
写真は受け取ったプライズ品。

TB4を料理しましょうという目論見ですが、さて、どうなりますことやら(^^;

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