アトラスのまとめ
いつの間にやら戦車オフが終了して6日。前回の記事から2週間経ってしまいました…(^^;
今回持参した「宇宙戦車アトラス」についてここでまとめておきます。
今までも書いたとおり、このアトラスは2000年に童友社から再版された動力無しモデル。かつて緑商会から発売されていたオリジナルは単2電池2本を内蔵して走り(カッターも同期回転)、天井のライトが点灯、後部の円盤はゼンマイによって手動発射されるといったものでした。(タイミング良く「模型探偵団」さんがオリジナルを動画込みで紹介してくれています)。
今回はこれにマルイのR/C90式戦車用の連結キャタピラを装着し、電動で円盤を飛ばすギミックを搭載して製作しました。
連結キャタピラについては「やればできるもんだ」に、内部の大まかな配置は「あと2週間」の写真が詳しいです。実は「あと2週間」の時点で走行やカッター回転、円盤発射については既に目処が立っていました。問題は自動的にスイッチを入れる方法で、「あと1個モーターを入れたい」と書いたのは、マイクロスイッチをONするためのカムを動かすモーターが欲しかったのです。結果的にこのモーターは使わずに済みましたが、ではどうやって自動スイッチを作ったかについては後ほど書きます。
「あと2週間」の写真ではよく見えませんが、走行用のモーターはFA-130が2個。タミヤの強力ギヤーボックスセットを2個使って左右のキャタピラを動かしています。シングル走行なのに左右2個のモーターを使うのは、昨年の「悪役1号」と同じですな。もっともこちらは単にシャフトの長さの関係でこのようになったのではありますが・・・。抵抗の少ない連結キャタピラということもあってか、単4電池1本で軽快に走ることができます。
もちろん配線を変えればリモコンにすることも可能です。
そして、走行用モーターの上に乗っているのがカッター回転用の小型モーター。その昔、食玩トーマスに使われていたもので、FA-130より二回りほど小振りです。この位置に接着して、長いシャフトの先に付けたウォームギヤでカッターを回しています。力はあまりないので、ロックしてもギヤ周りが壊れないのが利点です。
※ここは最初、壊れたカメラから取り出したミニミニモーターをカッターの横に置いて、コンパクトにまとめようとしてました。うまくいきませんでしたが…。これで1日潰れたのが痛かったですね。
自動発射される円盤は、「あと8日」の写真で見えている赤いエンドベルのモーターに直結して発射します。このモーターは数年前に作った「ファンカー」から取り出したもので、ミニ四駆用のマッハダッシュモーターです。別にウルトラダッシュやプラズマダッシュでも良かったんですが、たまたま手元にあったし、テストの結果が良好だったもんで。
そう、テストはずいぶんやりましたよ。電圧はどれくらいあればいいのか、そもそも飛ぶのかどうか定かでなかったし(今までに「モーターだと飛ばない」といった話はさんざん聞いてましたので)。
経験的に、十分な回転力を与えられれば飛ぶだろうと思っていたので、円盤を回転させる爪を数ミリ長くしたり、乗せたときにガタつかないように整形したりと細かい細工を加えていきました。電池3本、3.6ボルトで十分飛ぶことが分かったときは、「勝った!」と密かに喝采を上げてたりして(^^;
実際、2.4ボルトでも飛ぶことは飛びます。
で、自動スイッチの件。
「あと8日」で増えた「見慣れないギヤ」がそのものでした。
車体を貫通したシャフトがキャタピラの動きによって回転し、ウォームギヤを介して大きな平ギヤを回して、取り付けたカムが円盤発射用のマイクロスイッチを押しています。5個目のモーターと、減速のための複雑なギヤボックスを組む必要がなくなって助かりました。もともとキャタピラを押さえるローラーが取り付けてあったのですが、それを貫通させて動力を取り出すように変更したのは天啓と申しましょうか(^^;
だいたい半回転でONとOFFが切り替わるようにしています。構造上メインスイッチを切っても発射用モーターは止まらないので、そゆときはローラーを手で回してスイッチをOFFにする必要があります。
そして走行用は1.2ボルト、円盤発射は3.6ボルトになるようにあちこち配線して組み立て完了です。天井に仕組んだLEDは円盤発射と連動なので電圧はオーバーしてますが、短時間の使用なのでまぁいいかな…と。
塗装を終えて出撃直前のアトラス。これは戦車オフ前日の深夜。
隣はリモコンバトル用のKV-II(2回戦負け)。
今回初めてタミヤのウェザリングマスターを使ったのですが、こんなもんですかね(^^;
でも宇宙戦車は汚しよりも、ピカピカ塗装の方がスマートで良いような気がしますね~。
それでは走行と円盤自動発射の動画をお楽しみ下さい。
シングルレースコースでブイブイ言わせてます。
ところで動画では、アトラスは走行スピードを落としてから円盤を発射しているように見えないでしょうか。これは発射スイッチが入ったときに、負荷の大きくなったマッハダッシュモーターが電気を大食いしているからだと考えられますが(飛んでしまうとモーター音は大きく聞こえるが、走行スピードは元に戻る)、単4電池ではこうした電圧降下が大きくなりやすいようですね。
というわけで、やはり潜水Qも単3電池仕様に改造ですな。
次回はその記事。すでに作業は終わっています(^^;
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