おとひめ

2009.10.12

プテラスピス3番艦(その4)と、おとひめと潜水Q

アクアモデラーズミーティングでJAMSTECの潜水訓練プールに行ってきました。

今回の目的はプテラスピス3番艦の動力試験と、先日改修したWTCの進水、それと買ったけど使わなかった受信機用キャパシタが、潜水Qで役に立つのか試してみること。


上の動画はテストその1。

先日作ったプテラスピスの動力部分を、船体(の一部)に収めた状態で推力が出るのか試してみました。
推進器は船体に囲まれてしまうので、この形で動くかどうか確認しておかないといけないのです。
結果は見ての通り。Vテールを逆さまにしたハの字の舵も無事に働いておりますね。よく見ると左右だけでなく、船尾が上下に動くのも確認できます。

これで残りの船体を仕上げるモチベーションもアップしました~。

Urasi_21
テストその2。追浜での「おとひめ」です。
ギヤ比を倍速にしたWTCの動作は快調。以前より確実にスピードアップしました。
これならもっと早く改造していれば良かったのに。トホホです(^^;

この日は浮力調整がいまひとつだったので、プールを1周しただけで撤収。

テストその3。潜水Qの深深度潜航トライアル。
潜水Q_EXはFM送受信機にもかかわらず、なんとなくノーコン気味でした。
4.8ボルトをアンプの回路で昇圧して受信機に供給しているのですが、モーター2個にサーボまで動かすと、電気が足らなくなって受信感度が下がってるんじゃないかと想像しておりました。
それなら「その2」で買ったものの結局使わなかったキャパシタがある程度は効果あるかも…と試してみたところ、そこそこの改善効果が認められました。

見ての通り追浜最深部の水深3.3メートルに到達!

着底してからサーボがガチャつくなど安泰ではなかった(メカ室への浸水もあり)わけですが、なんとか無事に浮上することに成功しています。
今まで1.5メートル以上潜らすと帰ってこないことが多かっただけに、個人的にはちょっとした快挙です。

ただ、初代潜水Qではできたプール外の観測窓からの操縦ができなかったのは残念。
伝統に則ってアンテナをケースから垂直に立たせるべきなのかも(^^;

Ssq_39
【余談】
潜水Qのモーターケースの片方がこんな状態になってしまいました。モーターが錆びてます。
何度か浸水し、その都度防水作業を行っていたのですが、乾燥が不十分だった模様。
モーターは問題なく動いているので、しばらくはこのまま使います。

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2009.10.02

おとひめ用WTCの改修

Urasi_19 Urasi_20

プテラスピスにアンプと受信機を取られてしまった汎用WTC
それじゃあんまりなので、新たにES-01を購入し、もともとプテラスピス用のつもりだったGWSの受信機と組み合わせて再構成してみました。
ついでにバッテリーも最近定番のタムテックギヤのものに変更。サードパーティーから容量3倍のニッケル水素版が出ているようなので、いずれ買ってくるつもり。

さらにスピードアップを図って、モーターピニオンを8Tから18T(タムテックギヤ用のアルミピニオン)に変更してみました。合わせてモーター取り付け位置を下げる加工をしています。

実はうちの汎用WTCは最初期のもので、130モーターを5:1減速するゆっくりタイプだったんですよ。
これで減速比が2.2:1に向上。きっと異次元のスピードに…。

う~ん、購入から6年目で初めての大幅改装だわ(^^;

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2009.05.30

JAMSTECとMTM03の簡単レポ

イベント参加告知だけで、その後のレポートがなかったですね(^^;
忘れないうちにメモしておきます。

Jam3 Jam4
5月16日のJAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の一般公開に「アクアモデラーズ・ミーティング」として協力参加。
毎年恒例ですが、プログラムにちゃんと「ラジコン潜水艦デモ」と書かれるようになりました。出世したな~。

写真はありませんが、プールでデモ走行をしたり(午前中は私も司会をお手伝い)、体験操縦をしたりと一日中活動しておりました。
※詳しい現場写真はアクアモデラーズのHP

左の写真の下の方に写っているPCで、準備から撤収まで2秒に1コマの割りで状況撮影していましたが、ムービーにして見返すと人の波が最後まで切れませんでしたね。ホント。ありがたい限りです。

私の参加艦は今回「おとひめ」のみ…の予定だったんですが、「水中メカ」のカテゴリーで必要だというので展示のみで「潜水Q」も置いてありました。

Jam5 Jam7
「おとひめ」はプラモ改造のカテゴリーで展示。午後のデモ&体験操縦にも参加しています。汎用WTCへの換装もあって、走行は全く問題なし。3年経ってようやくJAMSTEC職員の方々に「うらしま」モドキの走る姿を披露できました。
聞けばけっこう偉い人も見に来ていたそうなので、少しでもポイントアップにつながれば(^^;

以下はオマケです。

Jam1 Jam2
お昼は300食限定の「鯨の竜田揚げバーガー」。
美味しんぼのお二人が競演しておりますな(^^;

私は給食で鯨の竜田揚げを食べていた世代なので、鯨って固いんじゃないかと心配していましたが全くそんなことはなく、柔らかい鯨肉を美味しくいただきました。

聞けば昔は冷凍肉を解凍せずに調理していたため、水分が抜けて固くなってしまったのだとか。なるほどね~。

Jam6
おなじみ、高圧下で縮むカップヌードルの容器。
連れてった息子2号が「お手伝い」していたときの物。
ただカップヌードルも紙容器になってしまったので、今回のデモは在庫品(しかもミニサイズ)だとのこと。「来年は出来ないでしょうね~」うーむ、残念!
カップラーメンの容器はいろいろありますが、旧カップヌードルのものが一番縮むんだそうです。


Make7 Make8
続いて5月23日と24日に行われた「Make:TokyoMeeting03(MTM03)」を少し。
前回(MTM02)にも別のグループで参加していましたが、今回は「アクアモデラーズ・ミーティング」で。
私と今江科学さん、雲山さんが両日フル参加。みきぱぱさんが23日のみ、J.AMANOさんが24日のみの参加といった布陣でした。

スペースの関係で展示は小型艦が中心。デモはコンテナに水を入れて作った水槽でなんとかといった感じ。

V
メイン会場風景。小学校(廃校後デジタルハリウッド)の体育館です。本校舎の2階と3階にも会場がありました。
AMMは右端の青いテーブルクロスをかけた机。外れにしては通りかかる人出は多くて、用意した200枚以上のチラシは二日間で全て無くなってしまいました。ありがとうございます。

総入場者数は2000人ほどだったそうですが、インフルエンザの影響か予想よりちょっと少なめ。特に子ども達が少なかったかな。
おかげで物販は残念な結果に終わりました(^^;

Make3 Make1
AMMの展示状況です。
やはり展示がこぢんまりとしすぎましたかね?
次回も出るならば、演出をもう少し考えないといけないよなぁ。客寄せパンダ的な大型艦(バーン!)、透明水槽を泳ぎ回る小型艦(おお!)、簡単なHOW-TO本(なるほど!)。しかも打ち上げ参加を考えて手持ちで運べるパッケージ!!

自分で出来ることから…とすると、小型艦の開発だな。赤外線リモコンのミニ潜水Qでも作ってみますか。


できるかなぁ(^^;

Senq
当日配布した潜水Qの解説チラシ

他の展示の状況もちょっと紹介。

Make5 Make2
左はパノラマ写真の反対側。暗幕のかかった舞台の奥ではテスラコイルがぶんぶんうなりを上げておりました。ラジコン電波が時々乱れていたのはそのせいだったのかしらん?
舞台袖ではGoogleEarthの中を飛び回る自転車のデモ(写真じゃよく分かりませんね…)。右下はお隣の「佐藤ロボット研究所」さん。なんとAMMのメンバーでした。MLでの投稿がなかった(ステルス?)ので全く存じ上げませんでした。いやビックリ。

右の写真は校庭で轟音を立てていたパルスジェットエンジン。排気でソーセージを焼くという阿呆なパフォーマンスが◎

他にもたくさんあったんですが、なんせ駆け足でしか見られなかったので写真はほとんど撮ってません。興味のある人は「MTM03」で検索して見てくださいね。

最後に打ち上げの宴会での一コマ

Make4
ニコニコ技術部で展示していたそうですが、ゼンマイでメカニカルな動きをする…だけ。なのにこれが素敵!
からくりを肴に酒が飲めるって最高です!!

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2009.05.10

おとひめ再度の進水

本日は久しぶりの追浜ミーティング。
いろいろと体制を整えての再出発一発目です。

…といいますか、今回は週末のJAMSTEC一般公開でのデモ走行&体験操縦の事前調整なのでありました。
いつものAMMと同じようでちょっと違う?

で、改修した「おとひめ」ですが、さすが汎用WTC。ほとんどトラブルなく走ることができました。130モーター仕様ということもあってか、100円ショップのアルカリ電池で1時間以上航行できたので、デモ走行と体験操縦は問題なく連続で行えると思います。

以前は最大で10分くらいしか浮いてられませんでしたからねぇ。1歩後退(オリジナルのメカボックスを諦めたことです)、2歩前進です。苦節何年だ?(^^;

現在は細かいところを補修中。
16日はJAMSTEC一般公開へどうぞ(^^)/

カメラを忘れたので本日の写真はありまへん。

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2009.04.30

おとひめ改修の続きの続き

浮力調整が終わったのでちょっと紹介。
Oto08_07 Oto08_08

写真の下に見えるのが船体下部。上にあるのがWTCと船体上部(蓋)になります。
蓋の内側の白いのが、スチレンボードを使った浮力材でして、適当な大きさに切ったモノを両面テープで貼り付けてあります。
バラスト用の真鍮棒を船底に敷き詰めたので、さすがにWTCの浮力だけでは足りませんでしたな~。
見えませんが、前後バランス用の調整おもり等々もあちこちに着いています。

今回のミソは船底に見える穴二つ。

化粧直しをしていないので、割れた船体の補修跡とともに工作の汚さが目立っておりますが、この穴はマグネットスイッチ用として必要だったのです。

実はWTC内のレイアウト調整の結果マグネットスイッチが下に来てしまい、船体との隙間やバラストの金属棒の影響か、磁石でのON-OFFが上手くできなくなってしまったための苦肉の策でした。
この穴に、棒の先に接着した磁石を突っ込んでスイッチを入れます。

それにしても船体を作ってから3年。
傷を付けることに躊躇が無くなってますな(^^;

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2009.03.02

おとひめ改修の続き

え~っと、前回から何日たったんだ??
1日で終わる作業の予定が、しばらく放置も含めて今日までかかってしまいました。

ようやくメカの載せ替え完了です。
Urasi_16 Urasi_17

船体後部に作ったフックに引っかけてから、前の方にプラ棒で作った留め具をはめて固定する構造になってます。
舵のリンケージは、1ミリステンレス線のロッドとWTCをプラ材で連結。強度は若干不安ですが、まぁ、ナントカなるでしょう(^^;

tamo2さんのWTCは購入から5年。途中3年ほどお休みしていましたが、これからまた使っていきたいと思います。
WTCそのものの改造や細かい浮力調整などは、追浜のプールが使えるようになってからやりましょうかね。

それにしても「おとひめ」自体も進水から3年以上経ていることもあってか、工事中に壊れたところ以外にもいくつか綻びが…
Urasi_18

デカールがひび割れてました。
船体の左側だけなので、クリアの塗り重ねが足らなかったのかも。
他にも塗装の汚れや接着のはがれ等々、経年劣化が忍び寄る。

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2009.02.20

おとひめ改修

Urasi_15

新しい潜水Qの工作を進めている途中ですが、ふと思い立って「おとひめ」の改修に手をつけてしまいました。

もっとも「改修」とは言っても水漏れするメカボックスをなんとかするのではなく、「オテーガル2」以来出番の無かった、たもつ模型謹製WTCを搭載するだけなんですけどね(^^;

ユニットの載せ替えだけだから1日もあればできるだろう!と始めたものの実はまだできてません。
船内に接着したメカボックスを載せる台(プラ棒製)を取外す工程で船体が割れまして~現在補修中なんです。
ベースとなったシーウルフの船体はプラの肉厚が薄くて(泣

またしばらく放置されそうです…

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2008.02.12

「おとひめ」と「おきつしま」

Oto08_04
左から「潜水Q」「MJ号」「おきつしま」「おとひめ」 2008年2月10日 追浜にて

おとひめ」は最後の記述が2006年2月14日、「おきつしま」は同じ年の10月17日ですか…。ともに1年以上経ってますね。おとひめに至っては丸2年!

これらの船がその後どうなっていたかというと、浸水による行動時間の短さからほとんど出番がなかったのでした。はっきり言って「改修したい」と思いつつも、お蔵入りになっていたのです。当初の「メンテナンスの簡単な遊べる船」といった目標から遠くなっちゃってましたからねぇ。

1号艦の「Go!Go!サブマリン」が上手く行きすぎていたので、それ以上を望んでもなかなか難しいところがあったのです(それだけtamo2さんの汎用WTCの完成度が高かったということでもあります)。
改修と言っても、防水強化のためにできることは限られています。一番簡単なのはフタを締め付けるねじの本数を増やすことですが、これはお手軽さの放棄にもつながります。かといって良い考えも浮かばないまま年月だけ経っていたのですが、今回MJ号や潜水Qの修理を立て続けに行って脳がハイになっていたためか、(取材が入ることもあるし)その気になってしまったのでした。

Oto08_03 Oto08_02
やったことは簡単でフタと防水ケースに穴を増やしただけ。これは「おとひめ」で、計6個穴を空けました。構造上の問題でフタの上からねじを差し込むようになってます。
水密用のパッキンは裏に糊の付いた発泡ゴム。フタの裏ににベッタリと貼りつけてみました。

Oto08_05 Oto08_06
結果から言うとこれは駄目でしたね(^^;
発泡ゴムの材質にもよるんでしょうけど今回のゴムは特に防水効果が無く、「浮力が足らないなぁ」と思ったときはすでに盛大に浸水していまして、テレビクルーがさぁロケを開始しようかという直前になって沈没しました。
蓋を開けたらこのケースに半分くらい浸水(爆
連続走行時間は10分もなかったかもしれません。

Okitu08_01 Okitu08_03
「おきつしま」も同様の加工。こっちは黒檀だったフタをプラ板+アングル材に交換。さらにネジ穴を4カ所追加。パッキン用ゴムは変更無しで流用。

ロケ協力用の艦とバンドがかぶっていたのでこちらの走行は無し。主に確かめたかったのは防水の効果だったので、ロープに結んでプールの底へ降ろしてしばらく放置し様子を見てました。

Okitu08_04 Okitu08_05
水深3メートル付近では特に変化もなく、一見すると問題無さそうでしたが、引き上げ始めてあと2メートルといったあたりでいきなり盛大に泡を吹きまして(^^;

水圧の変化でフタがたわんだのかなぁ…。

右の写真のようにかなり良い感じで浸水して上がってきました。なかなか思ったようにはいかないですわ。RC艦隊さんのアドバイス通りバスコークでパッキンを自作したほうが問題は少なかったかもしれません。でも素直じゃないしななぁσ(^^;

結果が結果なので両艦とも次の出番は当分先になりそうです。何か閃かないと次は無いかも。

頭の体操は続く。

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2006.02.14

三度目の正直

2006_0212_1

毎度毎度代わり映えのしない写真ですいません(^^;
先日(2月12日)のアクアモでラーミーティングで、「おとひめ」がついに走り出しました。
年末に調整した浮力のまま、デカールを貼った以外に何も手を入れていなかったのですが、あっさりと潜航に成功してしまいました。トルク負けも無く、安定しています。
やっぱり熟成させるには進水含めて3回くらいの調整が必要なんですな。

大きな舵の効果で挙動もクイック。目標にしていたRC艦隊さんのフリッパーやアクアレーサーのスピードには到底及びませんが、それでも自作艇(オテーガルシリーズ)の中では最速です。もっとも海洋研究開発機構(JAMSTEC)の方からは、「本物(うらしまのこと)はゆっくり走るから、遅くて良いんですよ」とのお言葉をいただきましたが(^^;

ところで快調すぎて何も問題がなかったかというと、もちろんそんなことは無くて、2度ほどレスキューのお世話になっています。
1度目はプール中心部の最深部分。ここは電波がもっとも届きにくいところで、案の定立ち往生してしまいました。
2度目は以下の写真参照。

2006_0212_2

防水ケース内に浸入した水が垂直浮上のような激しい機動をした時に偏って、前後のバランスが崩れた結果こんな姿勢に(^^;
スクリューが水面に出てしまったのでどうにもなりません…。もっと浸水して浮力がマイナスになればあるいはコントロールが復活したかもしれませんが…。

防水を完全にすれば防げますが、ま、その、浸水前提で作ってあるので、隔壁を設けるか、ペーパータオルでも敷いて水があまり移動しないようにするしかありませんな(^^;

でもこれ以外は快調快調。これで溜まってた次の妄想に取り掛かれます。ふう。
(AT-ATは冬眠中)

以下はオマケ
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「おとひめ」格納箱。
ベースキットのシーウルフの箱には入りきらないので、左右と高さを嵩上げしてます。縦舵(垂直尾翼)はねじで取り外せますが、面倒なので箱に穴を開けて一部顔出し。

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「世界の艦船」のシーウルフを、本体よりでかい水中モーターを縛り付けて走らせてみました。なぜか自動浮沈するんですねぇ(^^;

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で、そのでかい水中モーターがこれ。
もとは漫画居士柴岡秀一さんのアイデアで、99円ショップの電動歯ブラシにスクリューをつけただけ。今回はクリッパー商会のアカペラをおごって見ました(^^)

防水性はあって無いようなもんだけど、水もののお手軽動力には便利かも(電池2本入るし)。

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2006.02.05

完パケ

urasi_14

ラジコン潜水艦「おとひめ」が、よーやくマーキングを終えて完成。
(すぺしゃるさんくす:かなぶんさん)
JAMSTEC一般公開までナントカきれいな体のままでいなくては(^^;

走航性能は年末からナンにもしてないので相変わらず未知数。
来週のミーティングで調整の予定。

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