ミニ四駆

2016.11.27

でんぐりワイルド再び(今度は成功!)

ほぼ1年半前に書いたエントリ、「でんぐりワイルド」の続編です。
前回は「1970年代の玩具、トミーのアクロバットシリーズをワイルドミニ四駆で再現しようとしたけどダメだった!」という物でしたが、今回はタミヤパーツを使って完全再現に成功しました!

モノはこちら。バラックというか原理模型というか、、、。

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使ったパーツは「シャフトドライブユニット」「スリムタイヤセット×2」「シングルギヤボックス (4速タイプ)」に2本縦並びの単3電池ボックス、それと木材少々でした。

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よく分からないかもしれませんが、この写真で左側が前です(笑)
プロペラシャフトを真ん中のギヤボックスで駆動し、前後のギヤを介して4輪駆動します。

車体の中央に上端を斜めに切られた板があるのと、電池ボックスが片側に寄せられ、極めて低い位置にあるのがミソです。それと、スリムタイヤセットの中心にある出っ張った軸受けがとても良い仕事をしました。

基本動作はこんな感じ。

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壁に当たると四駆のパワーで立ち上がり、、、。

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ひっくり返ると斜めの板によって傾き、電池の重さもあって横転します。

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さらに軸受けの出っ張りがあるので横倒しで止まらず、勢いで元の姿勢に戻ることができます。そしてそのままこちらに戻ってくるのです。

壁さえあればこの動きを永遠に繰り返すことができるんですね~。前回は戻りは1回限りだったので、ようやくオリジナルの動きを再現できました\(^o^)/

ちょっと見単純な玩具なのですが、いろいろなアイデアが詰まっていて驚かされましたわ。検索してもほとんど資料はないし、遠い記憶とオリジナルの動きを紹介した動画が唯一の資料だったのでなおさらでした。

私の撮った動画も張っておきますね。


最後に製作中の写真を。

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まだ板は無く、左右に立てた支柱でうまく横転するかテストしている時のもの。板の形はこれで決めました。ちなみにオリジナルは曲げた金属棒でした。

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2015.09.08

水四駆7号の顛末

久しぶりに水四駆を作りました。

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2010年に作りかけて止まっている「水四駆PRO(なんちゃってサンダーセブン)」は水四駆としては通算で6台目だったので、今回は7号となります。

現在水ものオフで行われている「水四駆グランプリ」の発端となった「水四駆PRO」でしたが、元々高速走行することを考えて作られていなかったので、参加したレースでは惨敗(^^;

ハンドル名の名に懸けて!今年の水ものオフに向けて「レースに勝てる」仕様で作ってみることにしたのです。
(「大和祭り」用に作っていた「武蔵」が全然間に合わないので、代わりにこっちへ走ったというのは内緒)

基本的な考え方は以下の通り。

1.特別な防水加工はしない
2.スクリューはつけたい
3.タイヤはノーマルで
4.モーターは換装
5.新しくキットを買う
6.バラストはどっさり

水四駆のサンダーセブン化計画はまだ未完だったので、少しでも形状が近いものをと、見た目だけでミニ四駆PROの「トライゲイル」をベースに選びました。 モーターはライトダッシュPROです。

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買ってから気が付いたのですが、同じPROでも新しいMAシャーシだったんですね。

後輪の車軸周りにスペースがあったので、ギヤを仕込んで連動してスクリューが回るようにしてみました。ここの加工しやすさは歴代のミニ四駆シャーシの中でもピカイチかも。スクリューは都合で左にオフセットしてますが、、、コースを走るだけなら問題ないはず。

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※ホントはスクリューは別モータ―で回した方が水中でのアシスト力は高いんですが、ま、ここは雰囲気で(^^;

シャーシができたらボディをサンダーセブンっぽく化粧して完成!この赤白塗り分けは初版パッケージをベースにしています。先端の三角板は、水中に頭から突っ込んだ時の浮き上がり防止用です。

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というわけで、自信満々で参加した水四駆グランプリ、、、、まさかタイヤがグリップせずレーンチェンジを登れないとは、、、やっぱりここはスポンジタイヤ??スクリューも予想通り効果なかったなぁ(^^;
コースを一周もできずにリタイヤでした。トホホです。

レースの経験不足を痛感いたしました。 来年はもっと本気で!

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水中で集合写真!

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2015.05.05

でんぐりワイルド

ワイルドミニ四駆改造の小ネタです。

昔々(1970年頃?)、トミーから「アクロバットシリーズ」という玩具が出ておりました。
4輪駆動車で電動走行。壁に当たるとひっくり返り、車体の上のバーで反転してまた走り出す、、、を繰り返すのですが、言葉では伝わらないかな(^^;

幸いYouTubeに動画が上がっていたので、ちょっとお借りします。

前回スーパーワイルドのギヤの組み合わせを撮影した際、ジャンク状態だったシャーシを1台再生したのですが、見ているうちにこれでアクロバットシリーズの再現工作ができないかと妄想してしまい、、、。

こんな感じで作ってみました。

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1.電池ボックスをシャーシ下に移動して低重心化
2.左右に高さの違う支柱を立てて、ひっくり返った時に横転するようにした

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ダメでした(^^;

動かしていない時に手で転がすと元に戻るんですが、車輪が動いていると横倒しのまま走り回って収拾がつきません。

まぁ、オリジナルとは車輪の形状(ドーム状)や電池の位置(単2電池を2本、左に寄せて配置)が違うのですんなりとは行かないと思ってましたが、やはり簡単ではなかったです。

その後「戻ってくるだけなら、小さい車輪を追加すれば行けるんじゃね?」との啓示があり、作ってみたのがこちら。

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小車輪は大タイヤと接しているので、連動して逆回転してます。そのため、ひっくり返るとバックして帰ってくるという仕組み。

残念ながらオリジナルのように連続して反転することはできないので、再現度は良くて50%といったところです。

こっちも動画載せときますね。

また何かアイデア降ってこないかしらん。

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2015.05.03

「スーパーワイルド」のまとめ

その昔、本家のHPに高速化改造したワイルドミニ四駆、「スーパーワイルド」のことを書いたのですが、今となっては「何それ?」の世界になってしまいましたなぁ。

リンクしてあるファイバーさんのサイトでも、模型関連はサイトマップからしかたどり着けないし、、、。

かつての第2次ミニ四駆ブーム真っ最中のパソコン通信時代(ニフティサーブのミニ四駆会議室&ミニ四駆フォーラム:1996~2001年頃)に編み出されたテクニックが忘れ去られていくのはちと忍びないので、本家HPには未掲載だったギヤの組み合わせ方の実際を写真付きで残しておこうと思います。

その1:

Dscn9722_svga_ まずは基本から。これはキット状態。ギヤ比は75:1

その2:

Dscn9724_svga_ 2次ブームの時点で既に超レアものだった「ハイスピードギヤ」はこんな感じでした。

ギヤ比は18:1

これに合わせてスポンジタイヤやスタビローラー、ゴールドメッキターミナル、強化シャフトなども発売されていましたがすべて絶版。

その3:

Dscn9729_svgs_hrh_ HRHさんが考案したので「HRH式」と呼ばれる組み合わせ。ギヤ比は16:1

モーターピニオンを12Tに交換し、灰色ギヤの代わりにスーパー1シャーシなどで使われる青色カウンターギヤを2枚用います。

12Tはタイプ1シャーシ用の茶色ピニオンが基本で、市販品も使用可能です。

青カウンターは軸を切り取り、さらにシャーシ側とカバーに軸受けの穴を開け直す必要があります。この穴開けをいかに精度よく行えるかが、HRH式のキモになりますね。

ギヤ比もハイスピードギヤに近く、うまく作れればマイルドな高速化が楽しめます。

その4:

Dscn9727_svga__ ふぁいばー横尾さんが考案したので「ふぁいばー式」と呼ばれる組み合わせ。ギヤ比は6:1

ここまで来ると完全にレース仕様。いかにこのスピードを抑え込むか頭を悩ませることになります。

反面、改造はいたって簡単。灰色ギヤを裏返し、オレンジギヤの代わりに市販の14Tピニオンを2個追加するだけです。規定などでタミヤパーツ以外の使用禁止なら、オレンジギヤから中心部のみ削り出しても使えます。

なお、市販品を使う場合は、2.1ミリのドリルで軸穴を大きくしておくと回転がスムースになります。

※ピニオンギヤはレインボープロダクツから「パワーズ」のブランド名で売ってます。模型店で探してね!

以上、「スーパーワイルド」のまとめでした。

まだまだ遊べるワイルドミニ四駆。

追記:1987年12月5日初版発行 小学館「ミニ四駆改造マル秘大作戦」の44ページに、ハイスピードギヤ発売以前の高速化改造の例として以下の記事がありましたのでご参考まで。
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