スプリンガータグ

2020.09.12

さらにその後のスプリンガータグ(くまモン船長)

どうも、ご無沙汰のスプリンガータグです。

4年も前(2016年10月)に改造していたのにもかかわらず、ブログでは全く書いていなかったのでした。「スプリンガータグ」で検索すると古い記事ばかりヒットするので変だなぁと思っていたのですが、そういうことでしたか。

フォークリフトのキャビンを取り除いてオープンエアになり、くまモン船長が就任しました!

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船長はフジミのプラモです。大きさもピッタリ!

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そのまま乗せるとバランスが悪いので、甲板に窪みを作ってその中に立ってもらいます。固定は両足の両面テープのみ。周りの装飾はジャンクのプラモデルを組み合わせてそれっぽく。背後の煙突はもうちょっと太くしたかったところ。

甲板がシンプルなのは相変わらず。

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2016年10月16日に進水。パワフルです。ガンガン行きます!窪みはバスタブ状になっていて防水も完璧。水が入っても内部への浸水は皆無です。

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小回りも効きます。
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潜水艦と遭遇したり

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かわいくアピールしたり

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時にはタンデムしたり。
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プールが凍ったときには砕氷作業(2017年1月15日)も行いました。写真だと分かり辛いので動画でどうぞ~。

「バリバリグシャグシャガリガリ!」

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作って7年、今でも現役です。手持ちのRC船の中でいちばん出番が多いのでありました。

  

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2013.11.20

その後のスプリンガータグ

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11月17日に根岸の横浜プールセンターで行われたAMMに行ってきました。
今回持ち込んだのはスプリンガータグのみ!進水してから5ヶ月経って、ようやく本格運用開始です(^^;

とは言ってもまだまだテスト中。少々手荒に扱って不具合を見ます。
(子供に送信機を渡してテキトーに遊んでもらってます)

浮力バランスや走行性能には問題なし。スプリンガータグの特長であるその場での旋回もこなします。

ただ、一通り遊んだ後で内部をチェックすると若干の浸水が見られました。

前回走らせたときにあった船体と甲板の合わせ目から浸水は、バスコーク防水のおかげで問題なかったようなのですが、全力走行中の写真を見るとでキャビンの床まで波が来ているので、この周囲から水が入ったのではと推測してます。
キャビン直下に置いた電池が濡れていたので恐らく当たりでしょう。

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そこで全力を出すと舳先が水中に突っ込み気味になるクセを解消するため、前部のオモリを300グラム取り除きました。スクリュー軸は水平なので、この船型の特性なんですかねぇ。静止時は水平でなく、ちょっと後重心になりました。
その後はここまで水を被らなくなっています。これでもう完成と言っていいかな。

そんなわけでのんびりテストしていたんですが、この日は他にレスキュー出動2回、プールを一周できずに電池切れ、うっかりミスでスクリュー破損と、実にいろいろありました、、、。

電池に関しては540モーターであることを忘れてました。やはりパワーがある分大食いですね。今まで380モーターまでしか使ってなかったから感触が違う~。

スクリューは現在予備を装着中。近々樹脂タイプに交換予定です。
※船台に置くときに、盛り上がったクッション材にペラを押しつけて曲げてしまったのでした。元に戻そうとしたらハンダを盛った根元からポロリと(T_T)
ロウ付けも勉強しなくては~

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(撮影:LUMIX G5に古いキヤノンのFDレンズ(35-105)の組み合わせ。液晶ビューファインダーは直射日光下でピントも合わせやすいし、絞り優先オートで露出もOK。GF2用にレンズ目当てで生産終了品を70%オフで買った物だけど、ボディもなかなか使いやすいわ~。と、余談でした)

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2013.06.06

スプリンガータグを作る<その8.進水>

というわけで長いことお付き合いありがとうございました。無事に進水しましたがカメラを忘れたので携帯で撮ってます(^^;

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製作期間は2013年1月14日から4月30日でした。約3ヶ月半。(こんな物は一週間で形にしなきゃいか~ん!と、天の声が聞こえそう、、、。 今後はレスキュー船として活躍してもらうつもりです。本格運用は9月の根岸からかな。

みんなも作ろう~。

Photo_10      持ち運び用に、船台ごと持てるようにベルトを付けました。

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2013.06.05

スプリンガータグを作る<その7.甲板と名称不明>

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船体は油性ニスを何度か塗った上から油性塗料で筆塗り。ムラがひどかったので、ごまかすためにさらに上からエアブラシを吹いてます。

黒い部分はプラモ用の水性カラー。 耐久性を高めるためにかなりの厚塗りです。

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甲板は水に弱いと言われているMDFボードで作成。
きっちり塗装はしたけど大丈夫かなぁ(^^;

いちお、甲板の内側に沿うサイズでフレームが作ってあり、MDFボードはそれに接着してあります。はめ込んで4隅をネジ止めして固定します。

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※さらに4周を囲むように板を張ったので浸水ゼロ!のつもりが、甲板が水を被ると盛大にに水が入ってしまったので、今はバスコークで甲板と船体を張り付けています。

キャビンはおもちゃのフォークリフトから。後部甲板の黒い箱は印章ケースを流用したスイッチへのアクセスドア。取っ手やフックを張り付けてボラード替わりなど。

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舳先に取り付けてある黒い三角は名称不明。タグボートとして他の船を押すときなどのクッションの役割?お約束なので装備しています。アガチスの角材で作成。

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2013.06.04

スプリンガータグを作る<その6.メカとバラストの積み込み>

基本的な船体が完成したところで、実際に水に浮かべてバランスを見ます。

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空荷状態だと浮力が大きすぎますね。4kgほどオモリを積んだところで甲板が水平になったので、それを目安にします。

安かったソフトダンベルをいくつか買い、500gを2個モーターの左右に、1.5kgのものは中身(砂鉄…というより鉄の粒)をビニール袋に小分けし、計900gを前後においてバラストとしました。
乗せたのはバッテリーや甲板などを含めて計3kg程度でしょうか。 RC機器は2.4GHzの2ch。走行以外のギミックはありません。とってもシンプルな構造です。

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写真は浸水したので乾かしている状態。500gダンベルはモーター左右に並べ、その上にバッテリーが乗る甲板をはめ込みます。写真なくてゴメン(^^;

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2013.06.03

スプリンガータグを作る<その5.舵とスクリュー>

今回初めてスクリューを自作しました。手順はツイッターに書いたものを再録。

<1月31日>
スクリュー作り方メモ1:
真鍮の長ナットと適当な厚さの真鍮板を用意。長ナットをバイスで挟んで、3面に金ノコで45度の切れ込みを入れる。真鍮板を羽根の形に切ってヤスリで成形し、45度の角度を持った三角材にそれぞれ両面テープで貼り付ける(半田付けする部分ははみ出しておく)。

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スクリュー作り方メモ2:
長ナットにボルトを通し、そのまま木の板に垂直に立てる。長ナットの切れ込みの位置と合わせて、羽根を張り付けた三角材を周囲に配置して固定。(ここも両面テープで可)。ポケットトーチで接合部分を炙る。木材は多少焦げるが気にしない。

スクリュー作り方メモ3:
充分熱くなったところでハンダを置くと、溶けて自然に流れるので接合面に行き渡ったか確認。これを3カ所繰り返す。両面テープで固定されているので最初に半田付けした羽根が落ちることはない。冷えたら台から外して残った両面テープの糊をシンナーでキレイにし、

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スクリュー作り方メモ4:
盛り上がったハンダをヤスリで削って、最後に手で羽根をそれらしく捻って終わり。ドリルも旋盤も使わない簡易版。以上覚え書きでした。 ちなみに今回のスクリューは直径40ミリ。長ナットはM3で長さ10mm。羽根の真鍮板は0.4mm厚でした。ポケットトーチはライターガス使用。三角材は2年前にウッドビーストを作ったときの余り。残る問題は耐久性か(^^;

<2月2日>
いま気が付いたんだけど、こないだ作ったスクリューってピッチが逆だわ(^^; まぁいいや。

というわけで、その後左回転用も作ったのですが、試験航海であっという間に壊れました。

3               壊れる前の左回転用

壊れた原因は軸の切れ込みを細くキツメにしたうえ、半田付け部分をキレイに磨いてしまったため、ハンダが削り落とされ接合面が小さくなり、540モーターのパワーに耐えられなかった模様。 結局羽根の形状を変えて2番目に作った右回転用を使用中。

はプラ板積層です。シャフトは3mm真鍮棒。横向きに1mmの穴を開けてピアノ線を通してねじれ止めにしています。

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舵の末端が四角く盛り上がっているのがスプリンガータグのミソ。この特殊形状のおかげで小回りが効くのです。5mm三角棒を接着して整形。

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2013.06.02

スプリンガータグを作る<その4.スケグとスタンチューブ>

船底にスケグ(尾ひれ?)を取り付けます。

 

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10mm厚の木材から切り出し、船体の曲面に沿うように整形したものです。これがあると地面に置いたときに船体が自然と水平になります。

 

整形は船底に紙ヤスリを張り付けて地道にサンディング、、、。

 

穴が空いてますが、ここにスタンチューブが入ります。

 

スタンチューブは5mm真鍮パイプ。両端に外径4mm、内径3mm、長さ10mmの真鍮パイプを半田付け。さらにグリス口用に内径2mmのパイプも取り付け。

 

10mm厚の板に5mm径の穴なのでドリルは正確に(^^;

 

スケグはエポキシ接着剤と木ネジ(裏からね)で固定。

 

さらに位置合わせして(このとき船底にも穴を貫通)モーターを固定した後、舵を支える真鍮パイプを垂直に立ててこの工程は終了。

 

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ありゃ、写真だとまだ舵の穴が空いてませんね(^^;

 

 

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2013.06.01

スプリンガータグを作る<その3.船底の張り付け>

スプリンガータグの製作にあたって一番のネックが船底張り。2次曲面とはいえ、この曲がった船底をどうやって作ればいいのか。結構悩みましたね~。

細く切った板を敷き詰めて後から整形、とか、いっそプラ板で作っちゃおうか、とか。いろいろ調べた結果、2mm厚の共芯シナベニヤ(芯までシナを使った合板)を使いました。

話によると世の中には「曲げベニヤ」って代物が存在し、それを使えば簡単!ってことだったんですが、近所のホムセンを渡り歩いても在庫無し。昔は売ってたらしいんですけどねぇ。

次の候補の航空ベニヤもなかなか見つからず、さらに次点のシナベニヤも芯材がラワンの物ばかりで、共芯タイプは皆無、、、。

結局東急ハンズ町田店で2mm厚共芯シナベニヤを入手しましたが、これぐらいユニディでもシマホでもカインズホームでもコーナンでもいいから扱ってくれよ~。通販で材木屋さんから手に入るとはいえ、、、。 (ちなみに航空ベニヤもハンズに売ってた。こっちの方が曲げ加工しやすいとのことでしたが、とにかくお高いのでパス)

で、その共芯シナベニヤ。一枚板で張るのが理想でしたが船体の全長に合わせると大きなサイズしかなく、半分以上余らしてもしょうがないので、B4程度のサイズを2枚買ってつなぎ合わせる事にました。

手順としては

・1時間ほど水に浸ける
・濡れたベニヤをストーブで炙って柔らかくする
・船体の枠組みに乗せ、曲線に合うようにクセを付けていく
・スチームアイロンがあると超便利!
・乾くまでオモリを乗せて放置

ピッタリとはいきませんが、乾くと曲がった板ができています。 これをエポキシ接着剤で接着し、完全に乾くまで釘を打つか治具を作って固定してやります。

写真にはありませんが私は木ネジを使って固定しました。
木ネジは後で取り外し、穴を爪楊枝で埋めて整形して塗装したので、跡はちょっと見には分りません。 念のため船体内からもエポキシ接着剤を多めに盛りつけ、さらに内側に補強&防水を兼ねてエポキシ樹脂を塗っています。

※このエポキシは止めて塗装だけで良かったかも。冬場だったので2週間くらいベタベタしていましたし、、、。

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つないだ部分は裏から補強材を張っています。はみ出した部分を切り落とせば規定サイズの船体は完成。

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2013.05.31

スプリンガータグを作る<その2.部材切出しと組立て>

基本的な船体パーツは前後左右の4つ。

前後は長方形、側面は同じ形のものを2枚。厚みを考慮して寸法を決め、切り出します。

今回は以前作業台にしていた15mm厚のパイン集成材を使いました。
国際規格は寸法だけなのでこのへん(素材)の指定はありません。手元にあった板の中で側面がギリギリ取れる大きさのものが他になかったからというのが理由。

ただ糸ノコでこの厚み・大きさを切るのはちょっと大変だったです。電動糸ノコ欲しいな~(^^;

左右の板は切断後2枚並べてクランプで固定し、紙ヤスリで整形。強度を考えて前後の板とは接着後ネジ止めしました。

写真は接着が終了した段階。上に写っているのは曲げ加工を終えた底板(こっちは次の工程で)。

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その後、ネジ(皿ネジ)の頭はパテで平らにしております。

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2013.05.30

スプリンガータグを作る<その1.図面のダウンロード>

今回は国際規格で作ることにしましたので、何はともあれ図面を探さなくてはなりません。

上記フォーラムの最初の方でまとめたPDFを作ってくれた方がおりましたので、それをありがたく頂戴します。

図面はこちら

ダブりますが船体のみの図面もありました。取り急ぎこれを原寸にしてけがきのガイドにすれば良さそうですね。

図面はこちら

他にスクリューの直径は40mm以内で3枚ペラ舵の面積は12平方cm以内などといった規約があります。 その反面、甲板から上の造作に制約はないので凝ろうと思えばいくらでも凝れますし、とことんシンプルに作るのも自由です。

SRBCの上田さんの弁によれば「まずはさっさと船体を完成させて遊び、上は後から」。うんうん、まったくその通りだと思います。

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