光学遊び

2014.09.01

特撮15秒コンテスト入選!

学研の大人の科学マガジン「特撮カメラ」で募集していた「特撮15秒コンテスト 」に入選したのでお知らせ(^^)
(上のリンクの「大人の科学 オートマ・テ」に結果発表が載っています。結果発表のページはこちら★

ま~、締切が去年の12月23日でしたからね~。「次号で発表」が7月末までずれ込んだので、応募した方も6月末に連絡が来るまですっかり忘れてました。「特撮カメラ」自体、発売が去年の9月末ですし、、、ほぼ1年前だわ(^^;

頂いたのは「審査員特別賞」!審査員の桜井景一様、選んでいただきありがとうございました。

それでは受賞作品「特撮ファイト!」をどうぞ!

結果発表のコメントにも書きましたが、身長17センチほどのクマのぬいぐるみをレンズの前に、子供を奥に配置して撮影しました。エフェクトは一万円程度の動画編集ソフト付属のもの、効果音はフリー素材です。

ちなみにカメラそのものも改造しています。
もともと付録の「特撮カメラ」はUSBでパソコンと接続して撮影するわけですが、光量を稼ぐために屋外で撮影しようとすると、手持ちのネットブックがなかなか非力で本誌で紹介されていたカメラ用ツールでは動画がまともに写せなかったのです。

そこで以前作った接眼USBカメラから基盤を取り出して、特撮カメラのレンズと合体させてしまいました。感度も操作性もアップです!
CMOSが若干大きくなった分、オリジナルより広角になってしまいましたが、作品ではトリミングすることで画角を揃えています。

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レンズマウントごと移植。と言ってもエポキシで接着しただけ!(ゴミに注意!)
この後で元のケースに無理やり押し込んでいます。

それにしても映像作品で何かしら賞をもらうのなんて、「えび天」の銅監督以来かしら。いくつになっても嬉しいもんですね。今後も精進します(^^)

【おまけ】
実はこのコンテストには4本も応募しておりまして、「特撮ファイト!」は最後に応募した作品だったのです。最初の2本は動画が撮れなくて静止画をつないだものだったし、、、
カメラを改造して動画が撮影できるようになり、作ったのが3本目。締め切りが延長され、「最後にお気楽に」作ったものが結果を出してくれました。
せっかくなので応募作を全部張っておきますね~。

応募1本目

応募2本目

応募3本目

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2013.09.07

チェキのカメラでピンホール

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発作的にジャンクのチェキ(富士フイルムの名刺サイズフィルムを使うインスタントカメラ。正式名は「instax mini」)を改造してピンホールカメラを作ったのでメモ。

電池もモーターもレンズも取り外し、シャッターは蓋の開け閉めで、フィルム送りはギヤに取り付けたハンドルで行う全手動仕様です。

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入手したジャンクのチェキ。リチウム電池仕様の初代機で、ハードオフで180円でした。

元々ピンホールカメラにすることが目的だったので、店内にあった一番状態の悪い奴をチョイス。 電池を入れても動かない不動品(なぜかほぼ新品の電池が入ったまま…)でしたので、特に躊躇なく分解!

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特殊な工具は必要なく、精密ドライバーが1本あれば簡単にバラバラにできます。

ボディを外し、電子基板を外し、モーターを外し、ギヤを外し、レンズを外しました。モーターはよく見ると「マブチFK130-SH」で6~12V仕様。通電すると回ったので、故障はここではない様子。そのうちラジコンで再利用しましょう♪

外したギヤのうち、フィルム送りに最低限必要な物だけ戻していきます。

使うのはフィルム送りの爪を直接動かすカムの付いた大きめのギヤと、フィルムを挟むローラーを回すギヤ2個、それとその真ん中で両方を連動させるギヤの計5個です。
写真じゃ見えなくてすいません。

B

その真ん中のギヤの平面部分にネジを切り、2ミリネジでハンドル(ミニ四駆のFRPプレートとアルミスペーサで作った物)を取り付けました。
これを左回りに4回転させると露光したチェキフィルムが送り出されてくるようになってます。

問題はこのギヤ、軸に片持ちではめているだけなので、注意していないとフィルム送り中にポロリと取れてしまうのです。
送り出しが途中で止まると画面に縞が入る可能性があるので、操作するときは慎重に(^^;

その後レンズ筒は先端部分だけ残してボディに固定し、アルミ缶で作ったピンホールを取り付ければほぼ完成。
最後にハンドルが干渉すると思われるボディや突起を全て切り落として、さらに光が漏れていそうな所は全てパーマセルテープで遮光します。特にフィルム送りの爪がスライドする部分は大穴が開いていますのでご注意!

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作例です。

思った以上に普通に写りました(^^; 上にある2枚は光線漏れに気が付かずに、直射日光の下で真っ白にしてしまったもの。フィルムパック10枚全部ダメでしたが、戒めで2枚残してます。

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同じく作例のアップを屋外と室内から1枚ずつ。

以前「インスタントフィルム版ピンホールカメラを作る(再録) 」の中で、「画面サイズが小さいので最初から候補ではない」などと書いてしまいましたが、今やインスタントフィルム全般は入手難になっていて、唯一チェキが「最後の希望」なのかもと思ったり。

試しにググってみると改造例がいくつか見つかります。

ジャンクでかなり出回っていること、電池を交換すれば復活する率が高いこと、できれば単3電池仕様の7とか8の方が改造しやすいこと、などなど。ボタンを押せば自動でフィルムが出てくる方がやっぱり楽ですよね~。

今回はあえて苦労を買ったようなもんでした(^^;

ところで旧記事で「フィルム単独で使えるホルダーは存在しない」などと書きましたが、現在はトイカメラ用のオプションで市販されているようです。
9000円近くしますが、これがあればチェキを無理に改造しなくてもいろいろ遊べそうですよね。

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2012.11.07

またもやジャンク

おじゃんくな星見機材」を書いてから約2ヶ月。 またジャンクが増えてしまいました...orz
今度もビクセン。しかし現行品です!

鏡筒に貼られた「Vixen」ステッカーが誇らしい…。 とは言っても正規のラインナップではなく、直営ショップのオリジナル製品(ビクセンマーケティング製)とのこと。初心者向けに価格を抑えたシリーズの下から2番目です。

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写真右が製品そのもの。商品名は「スペースアイ70M」。

口径70ミリで焦点距離は700ミリ(F10)。現行品だけあって接眼部もプラスチックですがアメリカン仕様です。 ポラリス60L(同じくジャンク再生)より20センチ以上短いし、出しっぱなしにしてチョイ見用に使えるかも、と、ハードオフの棚で「未チェック現状渡し」となっていたものを救出してきました。2980円也。

写真左は整備した状態。

モノはたいした汚れもなく、数回使っただけで仕舞い込んでいた雰囲気。レンズに触った跡がありましたが、これは軽く拭くだけでキレイになりました。
とりあえず組んでみると、評判通り三脚・架台はグラグラで使い物になりません。最高175倍をうたってますが、冗談でしょって感じ。

もともと鏡筒のみ生かしてK型経緯台に載せるつもりだったので、この辺は廃棄!
ファインダーもろくに見えないので廃棄!月や惑星見るだけなら無い方がまし!

天頂ミラーは汚れてたのでこれも廃棄! ・・・と思ったら、今はこの手の廉価版望遠鏡って天頂ミラーありきで設計されてて、接眼レンズを直接付けるとピントが出ないのね。どうりで接眼筒が短いと思った。コストダウンのためとはいえ、これはかなり残念。

写真で接眼部が太くなってるのはこの部分の延長のため。
分解して切り出した天頂ミラーの差し込み部分を古い一眼レフカメラのボディキャップやレンズエンドキャップに取り付け、接写リングと組み合わせてます。

あとはネジ切って接眼筒のストッパーを作ったり、対物レンズの縁やスペーサーををマッキーで黒く塗ったり、パイプ用の吊り金具で鏡筒をアリガタに固定したりして終了。ようやく使えるようになりました。金具の関係で経緯台の上じゃなくて横に張り出す形で固定されてますが、意外と安定してます。
それにしてもレンズを外してビックリ。遮光板が1枚だけでした。内部はちゃんと黒塗装されているとはいえ、せめて2枚は欲しかったところ。

さて、肝心な性能でございますが…。

木星の縞はちゃんと2本見えます。でも月を見ると視野が白っぽくて少しぼんやりしているかな。ま、「チョイ見」用ですから~(^^; 軽くて便利。

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月をポラリス60Lと撮り比べてみました。同日に同じカメラで直焦点撮影し、同じ処理をしています。等倍から切り出し。
左がポラリス、右がスペースアイ。F15とF10の差ってだけではなさそうです。 肉眼だともうちょっと差が付く感じ。しょぼ~ん。

その後、、、ポラリスと同時代のビクセン製屈折経緯台(フォーク式。微動付き)の格安おジャンクも見つけてしまいましたが、、、鏡筒サイズがポラリス60Lと同じなので見送り。それに接眼筒が24.5ミリ径で細いうえに樹脂だったり、ストッパーが無かったりとやっぱりお安い仕様。1500円しなかったんだけどね~w

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2012.09.20

その後のISS撮影

2011年5月9日のエントリ以来ご無沙汰しておりました、ISS(国際宇宙ステーション)撮影のその後です。

毎度毎度ですが、ツイッター等々にアップした時系列で並べていきます。
こうしてみるとまめに撮ってるな~。「その前」含めて蔵出しで一挙掲載!

※撮影方法は注釈がない限りNikonのデジタル一眼レフD5000にシグマの超広角ズームレンズ(10-20ミリ:ほとんど広角端を使用)を付けて三脚で固定しSS1~3秒ほどで連写。
その後画像を比較明合成して1枚にしています。ISOは400~800。絞りは5.6~8。

※このレンズ、画面内に強い光(街灯など)があるとフレアがハッキリ出てしまうので、回避方法を検討中。光源はできるだけ画面の端にするとか、ISSが写るギリギリまで露出時間を短くするとか試してます。物理的にマスクしちゃうってのもありかも。

※比較明合成はフリーソフト(KikutiMagic または SiriusComp)を使わせていただいております。たまに必要に応じてフォトショップエレメンツも使います。

2010年1月~5月

その1」と「その2」でまとめています。

2010年7月16日

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伊勢丹に沈むISS。カメラを手すりに固定して連写したブレ画像を無理やり合成。
(撮影:LUMIX TZ5)

2010年8月25日

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公園での撮影。右上から下へ。街灯の明かりでゴミが写りこんでる...orz
コンデジの「星空モード」で60秒露出。
(撮影:LUMIX TZ5)

2010年8月27日

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青山TEPIAと秩父宮ラグビー場の間に沈む薄明のISS。コンデジ夜景モード連射を63コマ比較明合成。写りはうっすらだったので、思いっきり画像処理してます...orz
(撮影:LUMIX TZ5)

2010年11月14日
これは前の記事でどうぞ~。

2010年11月16日

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本日はおぼろISSでした。青山高校上空を右から左へ。全28コマ。1/2秒露出連射、ISO1600
(撮影:CASIO EX-FH100)

2010年12月24日

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イブのサンタは雲の向こう。雲の谷間、真ん中へんの小さな光点がそれ。
(撮影:CASIO EX-FH100)

2010年12月26日

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ネオンの光に負けず外苑前交差点上空を飛ぶISS。左から右へ。 1/2秒で連写した28コマを合成
(撮影:CASIO EX-FH100)

2011年1月13日

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月をかすめるISS。コンデジで1/2秒露出4枚を合成。右から左へ。
(撮影:CASIO EX-FH100)

続けて、沈むISS。

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(撮影:CASIO EX-FH100)

2011年2月21日

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薄明中にうっすら。右から左へ。撮影中に三脚が動いた(2度も!)のを補正して合成。そのせいで軌跡に抜けがあります。
(撮影:CASIO EX-FH100)

2011年2月22日

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日本青年館上空を左から右へ。下の明るい光はヘリです。ATV-2じゃありません。位置的には予想されたあたりですがw
(撮影:CASIO EX-FH100)

2011年5月8日

これも前の記事で。

2011年8月13日

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午前3時のISSパス。ほぼ天頂、もやの中から現れて消えていきました。左から右へ。ISO400、3秒露出の連写を合成。撮影中は気がつかなかったけど、交差するような光跡がちょっと写っていた(タイミング的には通過直後)。これも人工衛星??

同日午後8時のISS。

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左上から右下へ。この日は1日に2回見られた(^^)/

2011年8月16日

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19時頃のISS。左から右へ。リモコンのトラブルで途中から。明るかったけど薄雲で霞みがち…

2011年9月19日

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日の出10分前のパス。よせばいいのに東にカメラを向けていたので、ISSは太陽に向かってまっしぐら。1秒露出連写した中からかろうじて写っていたのが14コマ。画像処理してここまでがやっとでした(右上の線)

2011年10月16日

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今日のISS。5秒露出83枚を合成。右から左へ。駅前の公園で撮影。照明のハレーションが入ってしまった。反省、反省。

2011年10月17日

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ISS、昨日と同じ公園で。左から右へ。残念ながら雲の切れ間からチラチラでした。

2011年10月18日

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沈むISS。道ばたでパーキングメーターにミニ三脚載せてコンデジで連写。通行人の目が痛い(^^;
(撮影:CASIO EX-FH100)

2011年12月17日

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買ったばかりのGF2で撮影。右下から左上へ。三脚もなく、窓際で手で押さえてシャッターを押し続けるという荒技でした。おかげで軌跡がヨレヨレ。(撮影:LUMIX GF2)

2011年12月18日

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今日のISS。左から右へ。かなり暗かったですね~。色も赤い感じでした。相変わらずハレーションが多くてスイマセン…。ちょっと遠い公園までプチ遠征。

2011年12月19日

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スーパー前の広場までプチ遠征。足下にミニ三脚を置いて撮影。左から右へ。撤収中に声かけてきたおっちゃんに「1分前なら見えたのに」と言ったら、本気で悔しがってますた。また来年!

2012年1月4日

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雲の切れ間から、今年の初ISS。右上から左下へ。良いパスでした。本年もよろしくお願いします。

2012年1月6日

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今日のISS。線が多いけど、右中から下中へ走るのがそれです。一部切れているのは連写が止まったせい。縦線は飛行機じゃないし何だろう?ちなみに、ほぼ同じ時間に反対側に天宮一号が見えていました。

2012年2月12日

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18時42分~47分のISS。昇りはじめからほぼ天頂まで。実際には飛行機がかなり飛んでいたので、ちまちまと航跡を削除してISSが目立つようにしてみました。

2012年8月27日

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撮影したのは6ヶ月ぶり。左から右へ。雲が激しく流れていたので雲画像は1枚だけ残し、光跡を合成してみました。

2012年8月29日

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1年ぶりくらいの駅前の公園で。右から左へ。今日は薄雲越しで弱い光でした。ハレーションが少なくなるよう工夫した効果は出てるかな?

といったところで今回は終了~。
今後はまめに更新したいと希望の所存(^^;

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2012.09.18

星のお気楽スナップ

金星と木星と月といえば、明るい星の御三家。
ただいくら明るいとはいえ、手持ちカメラで星が撮影できるなんて、フィルム時代は思いもしませんでしたよ!

デジカメで撮った星のお気楽スナップです。

2010年12月17日

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昼間の金星を肉眼で見ることに挑戦していたときのもの。
このとき太陽は出ていましたが、さすがに明け方です。コンデジで撮影したものから切り出し。
目では見えていたものの、画像の中から探すのが大変でした(^^;

2012年3月15日

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夕方の空に接近した木星と金星。ビルの上に見える2個の光点がそれ。明るい方が金星。
外苑前交差点近くからGF2で撮影。

2012年3月25日

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木星と金星に三日月がからんで、空に大きなニコちゃんマーク(やや苦しい)。
D5000で撮影。

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もう少し暗くなったところで、GF2でちょっとアップを(古いズームレンズ付けて換算100ミリくらい?)を。
さすがにこのときはベランダの手すりで支えてそ~っとシャッターを切ってます。

2012年3月26日

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翌日の一直線。上から金星、月、木星。
GF2と14ミリで撮影。場所は神宮球場の隣。午後7時過ぎ?

同日の午後8時半頃

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GF2とオールドレンズで若干アップ。木星はすでに見えなくなる直前。かろうじて写ってますけど分ります?

そしてその後金星は日面通過を経て東の空へ。
最近は明け方の空の方が賑やかなようですね。

また夕方に戻ってきたら撮影しようっと。

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2012.09.17

月を撮ってみたの巻

月は見て良し撮って良し!
先日紹介した天文機材で撮った月を、また時系列で撮った順に並べてみました。コメントはツイッター等々を再録。レンズやカメラで写りがだいぶ違います…。
写真は特に断りがなければ明度・コントラスト等の画像処理のうえ、縮小トリミング済みです。

2011年09月12日中秋の名月

2011_0912
星の手帖社の「組立望遠鏡35倍」を「Nikon COOLPIX950」でコリメート撮影。
以前と違ってK型経緯台に載せたので、グラグラもやや解消。

月の周囲に色が付くのはこの望遠鏡の限界ですね~。目で見ている分には気になりませんが。

2011年12月31日

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GF2とマニュアルの300ミリF2.8望遠レンズ(サンニッパ)に1.4倍と2倍のテレプラス(MC6)を連結して1640ミリ相当(^_^;
ちょっと眠いのはピントかブレか。もうちょっと追い込めるかな。

2012年1月1日

2012_0101p1000235iso800
大晦日と同じカメラ、レンズだけど、isoを800にしたらノイズだらけでモヤモヤ(前回は200)。
もっといろいろ試さないとダメね~。

2012年1月2日

2012_0102p1000251__
レンズもカメラも同じ。iso100、1/100、絞りはf11くらい?
カメラの「I.R.超解像」だとか、フォトショのアンシャープマスクとかいろいろ使用。

2012年01月07日

2012_0107p1000341_f16_160__
七草の日の月。RAWで撮ったりいろいろやってみたけど、JPEGで撮ってカメラの「I.R.超解像」を強めにかけておくのが楽みたい。WBは4200kが自然。

2012年2月2日

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1月にビクセンの古いポラリスを買ったものの、まだこの時点では整備中。
かわりにサンニッパにケルナー12ミリ接眼レンズを組み合わせて、拡大撮影のお試し。カメラは同じくGF2。

ぼやぼや&色収差付き(^^;

2012年5月5日

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雨や曇りでなかなか出番の無かったポラリスがようやく出動。口径60ミリ、焦点距離910ミリで直焦点。GF2で撮影。iso250、ss1/320。この日は14夜でスーパームーン。

2012年5月6日

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同じくポラリス。さらにMC6で焦点距離を伸ばし、部分的(3分割)に撮った月(満月)をモザイク。
処理に手間がかかる割に解像感が出ないですね~。

※処理済みの写真では分りませんが、視野の中心部に円形の明るい部分ができてました。直焦点での撮影時には見られません。
※推測ですが月の強い光がCMOS表面で反射してMC6のレンズ後端に当たり、さらに反射した光を拾っているのではないかと…。

このあと接眼レンズで拡大撮影も試しましたが、同様に今ひとつな感じでした。

2012年5月27日

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ポラリス直焦点で撮影した画像6枚をレジスタックスで合成し、さらにシャープ処理してみました。
へ~って感じ(^^;

2012年6月26日

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6月26日                           2011年12月31日
この日ポラリスで直焦点撮影したものと、半年前にドーピングした望遠レンズで撮った月を比べてみたもの(無加工で等倍切り出し)。
左がポラリス、右が望遠レンズ。空の状態などは違いますが、やはり差がありますね~。

※ちなみにピント合わせはカメラのライブビューで行っています。ただ、星のような背景との明暗差が大きい被写体は勝手に液晶画面が明るくなってしまい、ピントの山が良く分りません。
※何か方法があるはずだと探していたら、最近になってカメラの設定で「プレビューモード」を使えば露出の効果が液晶で分るとの記述を発見。ファンクションボタンにプレビューモードを割り当ててようやく使えるようになりました。GF2のマニュアル分かり辛いぞ~。
ピントを追いやすくなったかな。

つーわけで、これからも機会があれば撮ってみる所存です。

最後はH-85で撮影した1974年11月29日の月食。中3の時。ピンが甘いのはご愛敬(^^;
ネガからのスキャンです。ゴミも多数!(これも許して!)

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2012.09.08

おじゃんくな星見機材

星の手帖社の「組立天体望遠鏡35倍」を買ったのは2009年の今頃。かれこれ3年前になりますなぁ。
これが天文遊び復帰の最初でしたっけ。

その後、細々と機材を買い足して現在に至りますが、物欲も一段落したので(ほんと?)まとめをざっと書いておこうというのが今回の主旨です。改めて振り返るとホントなにやってんだか!

では時系列で…

2008年10月

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テレコン・ビノを自作

「組立天体望遠鏡35倍」の1年前ですが、たまたま見つけたサイトの記事に刺激されてアウトレット品を購入して作りました。
ピント調節機能の無い倍率2倍のオペラグラス?

これ、まさに「肉眼をドーピング」する感じでして、見えない星まで見えてくるので楽しかったです。ただ作ってちょっと遊んだものの、天文趣味復帰までいかずしばらくお蔵入り。広いところでのんびり星見するには良いかも。

※後にハッブル宇宙望遠鏡や天宮1号を見るために引っ張り出してきました。

2009年8月
「組立天体望遠鏡35倍」購入。大昔のスリービーチ雲台や前世紀のデジカメを組み合わせて遊ぶ。
これは前に書いたとおり。

2010年4月
iOS版ToriSat購入。ISSを見るには欠かせません。

2011年7月
子供とPTA主催の「天文講習会」に行って作った望遠鏡「スピカ」

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評判通り非常に良く見えますが、「組立天体望遠鏡35倍」とほぼ同じ性能なのが惜しい(^^;

ただ微動できる架台がないといろいろ不便なので、思い切ってK型経緯台」を購入

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お値段は望遠鏡(講習会費用)の15倍!貰い物の古い三脚に載せているので、架台が一番偉そうです。

その後、望遠鏡のジャンク市で正立プリズムとk20を各500円で入手

2011年08月

Photo_2

その正立プリズムを生かそうと、思いつきで手持ち部品を組み合わせて、40年前のレンズ(ダウエル製)&ジャンク部品で望遠鏡を製作。D50㎜ f800㎜

さすがにダウエル製だけあって遠くの街灯を見るとハレーション?ゴースト?でまともに見えず。 レンズは無コートかもなぁ。鏡筒内に植毛紙も張ったのに…。
さらに正立プリズムを付けると、おもちゃ望遠鏡から流用したドローチューブが歪んでまったく見えず、当初の目的を果たさないまま即引退。

2011年12月
LUMIXのミラーレス一眼GF2(ダブルレンズキット)が投げ売り状態になっていたので購入

FDレンズ用マウントアダプタも購入して、10年近く使っていなかった古の望遠レンズを使って月の撮影を試みる。さらにもっと望遠が欲しくなってケンコーテレプラス MC6(中古)も購入

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最大で300㎜×1.4(純正品)×2(ケンコー)で820㎜

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試しに写した木星。縞が見えます!

撮影用にレリーズアダプタも自作しました。

Gf2_2

サンニッパはその昔、飛行機や戦車を撮影するのに必要で購入したもの。消費税導入前で20万円?半分仕事とはいえよく買ったよなぁ。今じゃ考えられない(^^;

この頃、望遠レンズとWebカメラの組み合わせも試しましたが、

Dscn8815_vga Dscn8816_vga

月を撮ったものの今ひとつな感じだったのでその後の出番は無し。

望遠レンズ望遠鏡とK型経緯台の組み合わせが思った以上に良く見えるので、しばらくはこれで遊べるなぁ…と思った矢先!

2012年1月

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ハードオフでジャンク扱いの望遠鏡を見つけてしまいました!ビクセンの「ポラリス-60L」1977年製6センチ屈赤。20%オフセールでなんと2384円!
木製三脚で埃だらけだったのが原因でしょうか(^^;

Dscn8726vga Dscn8727vga

幸いレンズにカビや曇りがなかった(キャップの中にはシリカゲルや防かび剤が封入されてました)ので分解整備して使用中。
架台も汚れ以外は異常なし。写真では極軸を上に向けて経緯台としていますが、現在はまた赤道儀としています。

GF2用のボディキャップを加工して簡易直焦点アダプタとし、月を撮影してます。焦点距離900㎜でF15と素直な光学系で、像はシャープです。

2012年2月

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引退してゴミ扱いになっていたジャンク再生望遠鏡を分解。高校時代に買った双眼鏡(の片方)の残骸と接眼部を組み合わせてミニ望遠鏡をでっち上げ。さすがに普通に見えますが、あまり使い道無し。

というわけで最近はポラリス+GF2で月・惑星
D5000でISSといった棲み分けになっています。

K型経緯台の出番がないので、載せるものを捜索中...。
といったところです。

え?物欲は治まったんじゃなかったっけw

H85

最後に中学時代に買って貰ったミザールのH-85の写真で締めておきます。
手放して久しいですが、今はどうしているのやら。

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2010.09.04

天文小僧1974~5

最近ツイッターばっかりでブログがお留守になっておりました。
工作ネタは溜まりつつあるんですけど…。サンダーセブンは形にならなくて、今ひとつ気分が盛り上がらず(^^;

そんなわけで昔話。天文小僧時代の工作物を古い写真から紹介いたします。

初めて天体写真を撮ったのは中学1年~2年の頃。父親からシャッターが壊れた(どうぜバルブしか使わないので問題なし)スプリングカメラを譲り受けて、夏の明け方に昇るオリオン座を静止撮影したのでした。

ブローニーフィルムをタンクも無しに自分で現像して、現像ムラや埃、傷だらけのネガを写真屋さんでプリントしてもらったんだっけ。今から思うと無茶苦茶ですな(^^;

その後、一眼レフカメラを借りてから赤道儀によるガイド撮影に憧れまして、「天体望遠鏡の自作ガイド」なども参考にポータブル赤道儀の製作に手を出すようになったのです。

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▲たぶん中3の時。

当時のポタ赤ブームの定番的なシルエットに仕上がってるように見えます。
ほぼ木製。おそらく材質はラワン。
三脚はなにかの流用らしいけど、オリジナルを思い出せない。
ガイド鏡は成東商会(ダウエル)のオリオン望遠鏡。
垂れ下がっているケーブルは暗視野照明装置のものらしい。フードには電熱線まで。
完全に耳年増状態ですな。

ベアリングは使っておらず、強度が必要な部分が塩ビパイプだったりして思いのほかガタや歪みが多く、使い物にはならなかった記憶があります。

手に入らなかったんですよ。ベアリング…。他にも作例では定番材料だった「ずん切りボルト」とか。
技術の先生に相談すれば入手経路が分かったかも知れないけど…。今じゃホームセンターに普通に置いてあるのに。
ま、時代です。しょーがないです(^^;

1975_2

▲高1の時?ちょっと不明。

ベアリングの代わりに戸車を赤径軸(極軸)の軸受けにして、精度と強度をアップしようとしたタイプ。
クランプや微動用タンジェントスクリューの溝などに進化の跡が伺えますね。
素材は相変わらず15ミリ厚のラワン板で、加工には相当体力が必要だったんじゃないかと思います。

残念ながら「ポータブル」とはほど遠い大きさ、重さになってしまい、しかも近所の観測場所も使えなくなって、やはり出番はほとんど無かった模様です。

Photo

▲1975年4月3日カラス座付近。

詳細データ不明ですが、地上の光が流れているので、おそらくどちらかでガイド撮影したときのものと思われます。こんなものしか残っていないなんて、ホントにトホホの天文小僧時代です。

これらのポタ赤、現在は影も形もありません。あ、影だけは残ってたのか(^^;

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2010.06.07

二つ目の誘惑(再録)

サーバ引っ越しの際に手違いで消えてしまった、以前会社のブログに書いた記事を再構築するプロジェクトの第4弾。

今回は2007年1月から2月にかけて書かれた「デジカメ2台で3D写真を撮る」話のまとめです。
冒頭の「先日ネタにしたステレオカメラ」とは、大人の科学マガジン付録のコレです。

最近は「3D元年」などと言われて立体映像のブーム(?)になっていますが、いつまで続くのやら…

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先日ステレオカメラのことをネタにしたが、そのせいかこの数日ステレオ写真のことが頭から離れなくなってしまった。

1990年代初めにCGで作る立体画像や裸眼立体視(脳内リゾート)が話題になって、同時にステレオ写真も関連書籍が何冊も出るほどのブームがあったし、最近はデジタルカメラがこれだけ進化して価格も安くなっているのだから、デジタルのステレオ(立体)写真愛好家が増えているに違いない!と、期待してしまったのだ。

ところがネットをうろうろしてみたものの、どうやら思ったほどでもないらしい。アマゾンで「ステレオ」を検索しても出てくるのはAV関連本ばかり。赤瀬川原平氏の名著「二つ目の哲学」は絶版ですか!

もちろん積極的に活動されている方もたくさんいらっしゃるのだが、往年の「脳内リゾート開発事業団」の公式HPがあるわけでもなく、愛好家のサイトでもコンテンツが更新されなくなって久しい所が多いようだ。特に2000年以降、デジカメの普及とともに落ち込んでいるような気がしてならない。
パッと見の印象では、ピンホールカメラ関連サイトの方が元気が良いように思える。

コレはどうしたことだ!「カメラを2台用意する」「自作する」といったことが敬遠されているのだろうか。自作が必要なのはピンホールカメラも同じなのだが。
「立体に見える」「臨場感がある」が飽きられてしまったのだろうか。バブル経済崩壊とともに脳内リゾートも経営不振に陥ってしまったのか!?

そんなわけで、ステレオ写真を撮る楽しみ、又は面白いステレオ写真を作ることを改めて実体験してみることにする。

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インスタントフィルム版ピンホールカメラを作る(再録)

サーバ引っ越しの際に手違いで消えてしまった、以前会社のブログに書いた記事を再構築するプロジェクトの第3弾。

2006年11月~12月にかけて書いた、インスタントフィルム用ピンホールカメラを作る話のまとめです。この前の記事で学研「大人の科学」マガジン付録のピンホールカメラをゴニョゴニョやってますが、それは割愛(^^;

※情報が古くなっています。ご注意下さい。

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下の2点は大人の科学マガジン3号(2003年12月発売)の付録ピンホールカメラを改造して、シャッターを蓋の開け閉めで行うようにした物
Dscn6652_qvga Dscn6653_qvga

その作例…
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「35ミリフィルムでピンホール写真を撮るのは無理があるよなぁ…」が前回までの結論。さらにサイズの小さいデジカメは論外。検索していくと、やはりインスタントカメラのホルダーを使ってカメラを自作している人は多いようだ。
というわけで、次号の「大人の科学マガジン」発売を待たずして自作のための資料集め。

その1.フィルムもいろいろ
最近は富士フイルムだと「チェキ」、ポラロイドだと「One600」ってカメラが主流のようで、小さなカメラ屋だとこの両者に対応したフィルムしか扱ってないことが多い。しかしこの手の自己現像方式(撮影後、ジワジワと画面が浮き出てくるタイプ)は、フィルム送りからなにから自動化されているカメラ専用で、フィルム単独で使えるホルダーは存在しない。フィルムの入手しやすさからこれらが利用できれば一番良いのだが、なかなかうまくいかないようだ。まぁ、チェキは画面サイズが小さいので最初から候補ではないのだが…。

そこでプロ用に分類されてやや入手難だが、撮影後にカメラから引き出したら一定時間待ち(現像)、表面を覆っていた紙を剥がす剥離方式(ピールアパートタイプ)のフィルムを使うこととなる。

このタイプのフィルムにも各種類あるが、スタンダードサイズと言われる画面サイズ:73×95mmのフィルムが使えれば、ランニングコスト(10枚パックでモノクロで2000円、カラーだと3000円ほど)的にも許せる範囲だろう。

問題は、このサイズが使えるホルダーが少々お高いうえに、ポラロイドではすでに生産終了品であること。市場在庫はあるし、中古を探せば安く手に入れることも可能にせよ、これから遊ぼうと思っている向きにはなんとも気の重い話ではある。

インスタントフィルムにはさらにサイズの大きめな4×5(画面サイズ:89×118mm)タイプもあるが、こちらはスタンダードサイズの倍近い値段なので「ちょっと遊ぶ」には辛いかもしれない。ホルダーもそれなりに高価になる。

ちなみに、スタンダードサイズのインスタントフィルムは、フジとポラロイドとも同じ規格で互換性がある。ポラロイド製のホルダーにフジのフィルムを入れることも可能なので、知っておいて損はないだろう。

ところでポラロイドにはさらにもう1種類、スタンダードより一回り小さい80シリーズのフィルムがあるのだが、ポラロイドのサイトによるとこのフィルムは「この商品は弊社在庫が無くなり次第終了となります」なのだそうだ。
なるほど。80サイズのフィルムが生産終了なので、ポラロイドのピンホールカメラも絶版なのか。(それならスタンダードサイズが使えた最初の紙ボディ版を再販して欲しいなぁ。ん?あれは在庫整理だったのか…?)

その2.では、懸案事項のフィルムホルダーをどうするか、についてはまた今度。

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